今日は、なぜ子どもがオムツにしてしまうのか? についてお話します。
「トイレでするってわかってきているのに、トイレでしないでオムツにしていまうんです」という声をよく聞きます。
子どもがオムツにオシッコをしてしまう1つのケースは、トイレに連れて行ったはいいけれどズボンやオムツを脱がすのが間に合わずオムツに出てしまうというもの。
これは、もっと脱ぎ着しやすい服装を選んでゆくことで解決しますよね。
でも、このような ”タイミング”の話ではなく、あきらかに「オムツの中を選んでオシッコしている」と感じるときがあるかもしれません。
オムツの中に選んでしている、ということは逆にいえば「オシッコを完全にコントロールできている」ということでもありますよね。
これは、オシッコを出す感覚はほぼ完全に身についているということです。
なぜ、オムツを選んでしてしまうのでしょうか?”オムツは排泄をして良い場所”だと思っていることがあります。
子どもは赤ちゃんの時からオムツをして育ってきています。「トイレ」の意味がまだわからず、オムツだけにオシッコしてきたなら”オシッコはオムツでするもの”と思ってしまっていても無理はありません。
また、子どもにとって、オムツが「安心の場所」になっていることがあります。これは、頭ではオシッコはトイレでするもの、とわかっていても、
「ここ(オムツ)だったら、オシッコしても大丈夫。」という”安心感”が、心のどこかであると思うのです。それで、オムツにすぐにしてしまうというケース。
また、別のケースでは、「イレで絶対にできなくでオムツならできる」というお子さんもいます。
オムツならできる。オムツなら安心になっています。
子どもが、”オムツの安心感”を求める理由は、「オシッコをもらしてママを困らせたくない」「もらしてママを大変にさせたくない」というママへの思いが一番にあると思うのです。
「トイレに行けるよ」「トイレでもできるよー」と、トイレに安心感が持てるようになるには
「おしっこしてすっきりしてよかったね」のように、おしっこ、うんちはすっきりする良いことと感じられるような言葉を、お子さんに伝えていくことがお子さんにとって安心感になり、安心感が自信、意欲となって、「トイレに行ける」「トイレに行きたい」という気持ちが芽生えていくのです。
今日はもう1つ、長女のさつきが熱を出して家で3日間過ごしたときのお話をしたいと思います。
体調も良くなってきて、次女のユウがお昼寝をしている間、「ママ折り紙をしよう」と持ってきました。
「ママが知らない折り方教えてあげるね。」と、この日は、サツキがずっと折り方の先生。
「はい三角お山に折ってください。広げてください。また折ってください。それを切ってください。 切った半分を私とかえっこしてください。 それをのりでくっつけてください。はいそれを また切ってください。」
折っては、広げたり。切ったりして出来上がったものは、偶然「まる」が2枚。
サツキも偶然にもできあがった「まる」を眺めながら・・何にしようかとしばらく考える。
「はい。まるをふたつくっつけてください。くっつけてできたものは、なんだかわかりますか? 雪だるまです。」
雪だるまが完成。
最初からまるを切れば早いけれど、これでいいんです。これがいいんです。
できあがるまでの過程の折る、切る、貼る、そしてイメージをする。これが子どもにとって大切なのですね。
私もそうですが、大人は、我が子ならなおのこと、絵などよい作品を求めてしまいますが、できた作品が大人の目から見ての良し悪しでなくったっていいんですよ。
【その過程で子どもがどれだけ楽しめたか】【どれだけイメージを膨らませることができたか】
これらが大事だと思います。
その後もこのような折り方をなんども繰り返していくつか作品が完成しました。
鳥、サメ、ヘビ、どんぐり坊や・・・。
そして折り紙遊びの終わりのサツキの一声
「はあ~!今日の折り紙は一番楽しかった!!」でした。
かぶとや魚の折り方をマスターして欲しいなんて思っていましたが一つも伝えられなかったです。
終わり楽しければ良しですね(^_^)