こんにちは!魔法のトイレトレーニングの杉浦です。
今日は、「交換されない紙おむつ」というお話をさせていただきますね
あなたはは、こんな話を耳にされたことはありませんか。
「紙オムツだとオムツ外れが遅くなる」
これについては賛否両論あります。
私は、不快さを感じさせない(感じにくい)紙オムツ、トレパンは、オムツはずれを遅れさせる1つの原因になっていると考えています。
オムツが外れるために
1.大脳(おしっこしたい感覚、する感覚)の発達
2.膀胱(おしっこをためられる容量)の発達
3.脊髄神経(脳と膀胱の間の伝達機能)の発達
この3つの身体の成長に加えて・・・
4.不快さの認識が、必要だと考えています。
オムツがはずれるためには、尿意を感じることができ、膀胱に尿をためられ、脳と膀胱をつなぐ脊髄の神経が発達することが必要になります。
この身体の発達は、個人差はあるものですが1歳半くらいから2歳半にかけて整ってきます。
さらに、この身体の発達に加えて、子どもが排泄を意識するためには、【子どもが不快さを知る】ことが重要です。
今は昔と違い「紙オムツ」が主流になっていますよね。
それに伴って「紙オムツ」自体もかなり進化しています。より、子どもが不快にならない方向へと。
ちょっと怖い話ですが・・・紙オムツメーカーは、オムツが売れ続ける必要があるんです。
とはいっても、実際、私たちは紙オムツに多く助けられています。
子どもが生まれたばかり頃など、私たちの体力が落ちているとき。頻繁に洗濯が必要な布オムツは私たちの大きな負担になります。育児・家事・仕事で忙しいときも、布オムツの洗濯は難しいと思います。
その点、紙オムツはすぐに替えられますので私も助けられてきました。
紙オムツなら、子どもも濡れた感じにならないからさほど不快になりません。
けれどなかなかオムツは外れない子どもが増えている、ともいわれています。
P&Gの調査によると
“トイレトレーニング完了の時期は、昔と比べて高月齢化しており、1990年が平均28ヶ月だったのに対し、2007年では平均40ヶ月となっています。”(P&Gのホームページのニュースリリースより)
とのこと。
12か月、まる1年伸びているということですね。
理由は、「急いでオムツを外す必要はない」という親御さんの意識の変化やストレスなく進めるために布パンツとパンツタイプを併用しているため、とか。この調査から逆に言えることは、以前は平均でも、28か月でオムツ卒業だったのですから2歳ちょっとでも充分にオムツを卒業できる、早いお子さんであれば1歳代でも充分にオムツは外れるのです。
何度も言うようですが、紙オムツは便利ですし、本当に助けられたものですが、子どもが濡れない、不快にならないと今度は別の問題が出てきます。
どもが濡れない、不快にならないのなら「もったいないからもうちょっと大丈夫・・・」 このようにお思いになられるかもしれません。オムツをしばらく替えないことがあるかもしれません。
けれどこれを繰り返すと・・・お子さんがオムツですることに慣れてしまうのです。
オムツは進化しているといっても不快さはあります。
けれどその小さな不快さにまで慣れてしまうと「不快」を不快と思わなくなります。
結果としてオムツがはずれにくい原因になるのです。
紙オムツだとオシッコ、うんちがもれる事は、ほとんど無いですよね。
そうなると、「親の意識」がオムツ替えにいかなくなってしまう1つの要因になってしまうんですね。
この事に関して、韓国在住の読者 Sさんよりお便りをいただきましたので ご紹介させていただきます。
----ここから
私は韓国に住んでいるのですが、
経済的な理由から、家では布オムツを使っています。
最近、娘が”シー”を覚えて、
”シー”と言いながら、替えのオムツを持ってくるようになりました。
でもいつもじゃないし、いつしたの?というときもあるし、
空振りのときもあると言った具合です。
遊んでいるときは、替えようと誘っても、遊び続けてるし…
でも割とうまく続いてました。
ところがです、ある日、外出のため、紙おむつを使ったんです。
帰ってきて布オムツに替えても、”シー”と教えてくれなくなったんです。
聞いても反応がないし。
オムツ持ってきてと言っても、最近は持ってきてもくれません。
やっぱり紙おむつのせいなんだと思ったのです。
経済的な理由からと書きましたが、
ご想像通り、もったいないからと頻繁に替えてませんでした。
----ここまで
このSさんの例がすべてのお子さんに共通するか? といえば必ずしもそうではありません。
でも、紙オムツと不快さの関係をあらわしている1つの事例としてお話をさせていただきました。