トイレトレーニング講座の 杉浦しずく です。
今日のメールでは、「トイレでウンチできない8つの理由」をお送りします。
「杉浦さん、どーしてもトイレでウンチができないんです」こんなご相談をお受けすることが多いです。
保育園の現場での経験や日々のご相談をお受けしているなかで、トイレでウンチできない理由は8つにしぼられる事がわかりました。
さっそく始めます。
トイレでウンチできない8つの理由とは?
1.うんちに対してよい印象がなく、便意を感じると緊張感を持ってしまう
そのため、安心できる自分の場所へ依存する。またオムツ・紙パンツへ依存する。
2.ウンチ=汚れる と感じて、便座でお尻をだすと、
洋服も体も全部汚れてしまうように感じる。
3.洋服を脱ぐことで不安感が出る。
4.便座の水、また音、トイレが怖い。
5.便座だと、足がつかない。安定しないなど、力を入れにくい。
6.トイレでうんちをする行為を強く恥ずかしく感じる。
7.トイレでできないと思い込んでしまっている。
8.ウンチをどうやってだせばいいのかわからない。
この8つです。
さて、解決方法ですが、たとえば、4番目の「便座の水、また音、トイレが怖い」とき
大人の感覚ですと トイレ=怖い にはなりませんが子どもの目線、感覚だと便座の穴や水が怖かったりします。
あと、トイレのいろんな機械音も。便座の穴や水を怖がる子どもには、自分でトイレットペーパーをとってもらい穴や水が見えないようするとよいですよ。
ここは大切なところですが自分ですることで、「大丈夫なんだ」と確信ができるようになることがあります。
あと、お出かけ先のトイレ等は機械音が沢山聞こえる時がありますよね。
手を乾かす機械の音。
トイレに座ると「ウィーーーン」と機械の音がしたりトイレによっては、音楽が流れるものもありますね!
このような音に恐怖を感じる子どももいます。
トイレに入るだけで戸惑い自分のペースを崩してしまうことがあります。
緊張感も高まり、リラックスできなくなってしまうんですね。
この時は子どもの恐怖心に同調することなく「大丈夫だよ。耳に手をあててみよう。手がね、耳のこと、○○ちゃんのこと守ってくれるよ」と安心できるよう言葉をかけてあげてくださいね。
外出先でのトイレがどうしてもできなかった舞ちゃんのお話を。
舞ちゃんが外出先のトイレでできなかった原因はトイレになれないこと、そして、トイレで聞こえてくる音でした。
音により、恐怖感がでてきて、また集中できないことでトイレでできなかったようです。
舞ちゃんは、どうやって外出先でのトイレを克服したかというと、最初はここなら安心。ここならできる。ここなら大丈夫。という外出先のトイレを1つ見つけたことです。
そこからは慣れにもなりますが、外出先のトイレでもできるという自信をつけていくことで克服できました。
また、6番目とも関連しますが、トイレへマイナスの印象を持っている子どもの場合にはトイレの印象をプラスへ変えてあげる言葉かけがききます。
「トイレはね、何で小さいお部屋なのにドアがあると思う?」
「トイレはパパやママ、○○ちゃん、一人一人がすっきりできるように守ってくれる部屋なの。お家の中には、ご飯作る部屋、ご飯食べる部屋、寝るお部屋、遊ぶお部屋、おしっこ、うんちするお部屋って沢山のお部屋があるんだよね。お家って凄いよね。トイレも小さいお部屋だけど、凄いお部屋だね。」
こんな感じでお話してあげてください。今までとは違うトイレへの印象を子どもは持つことができるでしょう。
そして、トイレでウンチすること=怖い、恥ずかしい でもなくなってきてくれます。
完全に怖い、恥ずかしいと思わなくなるまで時間がかかるお子さんもいるでしょうが、少しでも変わってきてくれたら、「そうだよ。大丈夫なんだよ。」と認めてあげてくださいね。
うんちだけは・・とお悩みの方も少なくないですがおしっこよりも、うんちは、一度コツをつかんでしまうとスムーズにいくことは多いです。
お子さんのサイン・タイミングを見逃さずお子さんとあなたにあった方法で進めていかれてくださいね(^^)
また、どれにも当てはまらないです!という事でしたら杉浦まで教えてください。
(このメールに返信することで杉浦へ届きます)